転倒防止事故と損害賠償について

 

滑りやすい床面をそのまま放置しておくと、転倒してケガをする可能性が高まります。
特にケガの内容によっては施設の管理責任を問われ、損害賠償に発展する例も見られます。

過去には次のような事例もありました。

◎転倒事故での裁判

・しまむら(2011年)

北九州市の「しまむら」にて女性が転倒。「転倒したのは床が雨水でぬれていたためで、傘袋スタンド付近に滑り止め用マットを敷くなどの事故防止策を怠った」と主張し裁判。判決は同社に約572万円の支払いを命じた。

・みずほ銀行(2014年)

新宿区のみずほ銀行にて出入り口にあった足拭きマットが滑り女性が転倒。判決は「マットが床の上を滑りやすい状態で設置されていた」として注意義務違反を認め、約92万円の支払いを命じた。

・JRA(2006年)
渋谷区の場外馬券売り場「ウインズ渋谷」にて、雨の日に御影石の上で足を滑らせて転倒。判決はJRAに264万円の支払いを命じた。

またきちんと対策を採っていたため、損害賠償が棄却された例もあります。

・コンビニ(2006年)

買い物客が、店内のパンコーナーと食品コーナーの間の通路を歩いていたところ転倒。判決は、店舗出入り口の外と中に1枚ずつ足ふきマットが設置されていて、店内の清掃も行われていたと認められ、損害賠償は棄却、原告の弁護費用もすべて自己負担となった。

大事なお客様を事故から守るためには日ごろの転倒防止事故対策が重要です。

※参考:売り場の安全.net