介護現場での浴室がどんなに危険かをよく知るために下記のサイトの記事がとても参考になりました。
https://kaigo.ten-navi.com/article/66
この記事の初めに
「どんなに元気な利用者であっても、浴室では細心の注意を払いましょう。なぜかと言えば、浴室はそれくらい危険な場所なのです。その認識を持つことが何より先決です。」
とあり、高齢者にとって浴室がどんなに危険か具体例をもって説明されています。
また浴室での事故は
・歩行に障害のある利用者を浴室内で歩行させて転倒させたなど、介助方法に問題があった場合
・タイルなどの床材が摩耗してツルツルで滑りやすかったなど、施設の設備に問題があった場合
などに過失と認められるそうです。特に2番目の「床材が摩耗してツルツルで滑りやすかった」というのは滑り止め工事の必要性を垣間見る文章です。
浴室における転倒事故原因のほとんどが「自立度が高いので歩行を介助したら転倒させた」というものであり、浴室での介護には十分な注意をもってのぞみたいものです。
※出典:We介護【入所施設での事故防止策⑨】浴室内の転倒事故 | 事故防止編(第29回)
※『完全図解 介護リスクマネジメント 事故防止編』(講談社)の内容より一部を抜粋