転倒防止とAI(人工知能)とは一般的に何も関係がないと思われがちですが、AIは医療分野でも進歩していて、ライフサイエンス分野で活用されています。
FRONTIEO(東証マザーズ)という会社のホームページを見ると、自由記述のテキストデータを大量に含むメディカルデータを、エビデンス(根拠)に基づいて有効に解析する自然言語解析AIを活用し、創薬など様々な分野で活用されているのがわかります。
https://lifescience.fronteo.com/
その中に「転倒・転落予測システム Coroban®️」(販売元:エーザイ株式会社、開発元:株式会社FRONTEO)というシステムがあり、これは電子カルテや看護記録をAIが解析し、患者一人ひとりの転倒リスクを予測し、タイルなどの床面での転倒・転落リスクの低減と事故予防に役立てるものです。
https://lifescience.fronteo.com/aidevice/coroban/
このようにAIを駆使することで、医療現場だけでなく、タイル床などの一般の商業施設や介護施設、銭湯などで転倒リスクのある場所を特定し、そこにASLで滑り止め工事を行うという時代が来るかもしれません。